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今回参加してくれたのは、愛媛県内への
進学率も高い「県立松山中央高校」の2年生6名。写真左から
上岡さん(ホッケー部)、長町さん(テニス部)、京口さん(バドミントン部)、
友澤くん(写真部)、宮本くん(テニス部)、野村くん(美術部)
ーー皆さんは学校や部活がお休みの日はどうやって過ごすことが多いんですか?
(野村くん)
僕は基本的にゲームばっかりしてます。でもゲームばかりだと体に悪いので、時々、友だちを集めて地区の体育館でバレーボールをしたりしてます。
ーー健康にも気を使うんですね(笑)。
(野村くん)
はい(笑)。
(友澤くん)
自分は趣味が多いので・・・。洋服が好きで、お金がなくても大好きなお店に必ず行ったりとか、スケボーしたり、釣りに行ったりします。
ーー写真部に所属しているそうですが、プライベートで写真を撮ったりとかは?
(友澤くん)
音楽も好きなので、地元のHIP-HOPのラッパーの方に写真を撮らせてもらうこともあります。
ーー女子は?
(上岡さん)
松山の中心部に行くことが多いです。新しいお店がたくさんできているんです。
部活が午前中に終わった、その後とかに銀天街の裏路地にできたスイーツのお店とかによく行きます。
(女子全員うなずく)(長町さん)
その他には映画に行ったりします。最近だったら「名探偵コナン」とか「貞子」を見ました。
ーー皆さんはお小遣い制ですか?
(野村くん)
俺はお小遣い制じゃなく、誕生日とお正月にだけもらえるお金を貯めておいて、それを少しずつ1年かけて使っていきます。
(長町さん)
私もお年玉の時などにもらったお金を貯めておいて、少しづつ使う感じです。
(宮本くん)
自分もテニスとかジムにかかるお金は出してもらい、友だちと遊びに行く時とかご飯を食べに行く時とかは、お年玉や修学旅行の時の残ったお小遣いなどを使います。
ーーみんな計画的で偉いですね。毎月お小遣いをもらう派はどうですか?
(友澤くん)
基本的には毎月5,000円をもらって、足りない分は家事を手伝ったりすると追加でもらえたりします。
(上岡さん)
私も毎月5,000円だけど、自宅のある東温市から松山市までの通学にかかる交通費は親に出してもらったりしています。私はお金を使うことが多くて、K-POPが好きで、グッズとかも欲しくなっちゃうので、よくお年玉を切り崩して使ってしまいます。
(京口さん)
私は毎月6,000円です。お手伝いをすると追加でもらえたり、テストで順位があがるとその分のお小遣いをもらえるので、勉強を頑張っています。
(野村くん)
毎月もらえたら、俺なんか億万長者になれるわ!
ーー皆さんはスマートフォンを使っていますか?
(一同うなずく)
ーーSNSでよく使うのは、やっぱりLINE?クラス全員のグループとかある?どんなやりとりをするのですか?
(上岡さん)
ほとんどの人が入っているグループがあります。そこでは委員会からのお知らせや、時間割変更、情報のやり取りをしたりします。委員じゃなくても質問したい人がして、答えられる人が答えるという気軽なものです。
ーーなるほど。ではそれ以外のSNSも使いますか?
(上岡さん)
インスタとツイッターはだいたいみんな使っていると思います。
ーーInstagramだったらどんなものをアップしていますか?
(上岡さん)
今だったら、修学旅行の写真ですね。
ーー修学旅行はいくつか行き先を選べたんですよね?女子は東京に行ったそうですが。
(京口さん)
人気テーマパークに行きたかったんです!!
(上岡さん)
私は「映える」写真を撮りたかったんです(笑)。
ーー撮った写真をすぐにはアップしないそうですが、それはなぜですか?
(京口さん)
加工したいから(笑)。
(上岡さん)
Wi-Fi(ワイファイ)のある自宅とかで加工して、それをアップします。
ーー今はそれが普通ですか??
(女子全員うなずく)
ーー男子も?
(宮本くん)
男子はもっと気軽にアップしている気がします。自分はふざけていたら、友だちに写真に撮られて、よくインスタにアップされます。
ーー宮本くんはみんなの人気者なのですね(笑)。SNSでの繋がりと実際の友だち関係や知り合いとの繋がりはイコールですか?
(長町さん)
だいたいみんな知り合いしかフォローしませんね。インスタは友だちしか見れない鍵付きだし。
ーーでは同じSNSでもツイッターは?
(上岡さん)
好きなK-POPグループ(BTS)の最新情報を見るために使っています。あとは時々、流行りのハッシュタグをチェックして見たり韓国のおいしそうなものを見つけて、それを作ってみたりもしますが、あまり呟いたりはしません。発信するのは全部インスタです。
(女子全員うなずく)(宮本くん)
自分はしょうもないことはツイッターでぼそぼそと。
(一同爆笑)(友澤くん)
自分もフォローしている友だちがリツイートした情報を読むくらいです。趣味趣向が似ている友だちをフォローしていると、興味のある情報しか流れてこないので。
ーー雑誌とか新聞とか、紙の媒体を読むことはありますか?
(宮本さん)
小説・漫画は時々見ることがあるけど雑誌はほとんど見ません。
(一同うなずく)ーー少女漫画とか読んだりしません?高校を舞台にした恋愛系のマンガとか。
(京口さん)
読みません。
(女子全員うなずく)ーー漫画だったらどういったものを読むんですか?
(宮本くん)
断然『進撃の巨人』!
(野村くん)
だいたいみんなが読んでいるのは『ONE PIECE』と『ハイキュー!!』かな。ジャンプ系が多いと思います。
(全員うなずく)ーーゲームもします? 野村くんは趣味でもありますよね?
(野村くん)
『スプラトゥーン』はずっとやってます。今はバトル系が流行っているけど、自分はけっこうベーシックなものが好きです。いろいろやるんじゃなくて、どちらかというと1点集中型。高校生になってゲームから離れる友だちも多いので、ちょっと寂しいです。
(宮本くん)
ゲームって最初は楽しいんですが、途中でふと「自分は何をしているんだ」と思う瞬間がくるので最近はもうしなくなりました。
(友澤くん)
気軽にできるあまり頭を使わなくて良いゲームなどは、友だちがやっていたらマネしてやってみたりしますが、少ししたら飽きてやめてしまいますね。
ーーテレビで必ず見る番組はありますか?
(友澤くん)
「ライジン(RIZIN FIGHTING FEDERATION)」は見ます。
(男子全員うなずく)ーー男子はやっぱり格闘技は見るんですね。女子は?
(長町さん)
テレビよりはYouTubeを見ることのほうが多いかもしれません。「○○してみた」動画とかも好きです。音楽は携帯のアプリでその時に流行しているものを聴くことが多いです。
(友澤くん)
自分は音楽はApple Musicを使ってます。世界中のHIP-HOPも聴けるので。
ーー今は誰かと将来の話をしますか?
(京口さん)
友だちとは全然話さず、家族に相談するくらいです。
(長町さん)
私はけっこう部活の友だちと、雑談の中でどこに行きたい?とかを話すことはありますね。
ーー将来なりたい職業が決まっている人はいますか?
(宮本くん)
安定しているから教員か公務員になりたいです。中学が好きで卒業したくない!って思っていたのですが、中3の時の担任の先生と話をしていて「中学の先生になって、いろんな中学校に行ったらいい」とアドバイスをもらって、そう思うようになりました。
(野村くん)
僕は特に職業は決めていないのですが、漠然と大学までは進学したいと思っていて、それを前提で中央高校に進学しました。
(上岡さん)
私は美容師になりたいです。専門学校に行ってちゃんと学んで、手に職をつけたいと思っています。
ーー進学は県外、もしくは県内どちらが良いと思っていますか?
(宮本くん)
一度は愛媛を出て、そのあと帰ってきたいです。行った街と愛媛の違いとかをちゃんと感じて、それを愛媛に持って帰って活かしたいと思っています。
(友澤くん)
僕は愛媛から出たくないです。愛媛で頑張っている人たちの音楽が好きなんです。ローカルだけど、都会に負けない気概みたいなものを感じます。それがすごくかっこいいなと思います。
(野村くん)
僕も都会には出たくないなと思っています。性に合わないというか、のどかでゆったりとした空気が流れている愛媛と違って、都会にいくと時間の経過が早くあくせくしている気がして…。愛媛と同じ規模の街なら行ってもいいかもしれません。
(京口さん)
私も、修学旅行で関東に行って数日間過ごしてみて、ずっと地面が揺れているような気持ちになりました。帰ってきてどっと疲れたので、たまに遊びに行くのはいいけれど、住みたいとは思わないですね。
(長町さん)
生まれた丸亀は松山よりものどかでしたし、松山は自分からみたら丸亀よりも都会です。田舎でもないけど都会でもない、便利すぎず不便すぎずな松山がやっぱりいいなと思うようになりました。
(上岡さん)
私は一回都会に出てみたいです。都会の良いところや考え方に学ぶところもある気がして。今は少子高齢化で、高齢者の多い愛媛県もそれは例外じゃないと思うので、バリアフリーなど進んでいる都会の良いところを学んで持ち帰ってきたいですね。
ーー住んでみたい街はありますか?
(宮本くん)
京都がいいです。寺とか日本的なところが好きなので。
ーー宮本くんは海外旅行経験も多いので、色んな街を見た上でそう思うんですね。
(宮本くん)
修学旅行で行ったシンガポールは発展していましたけど、発展しすぎて人工物ばかりで…
自然との接点が欲しくなりました。山も海も近い愛媛がやっぱり良いなと思ったので。ーー皆さん愛媛愛が強くて安心しました。ありがとうございました!
※2019年6月取材