• 株式会社大阪ソーダ 松山工場って?

  さまざまな産業や私たちの暮らしを支える化学メーカー。大阪ソーダの化学製品は、紙・繊維の漂白、上水道の滅菌から自動車用部品、電子材料分野などで幅広く使われ、近年はヘルスケアに力を入れています。松山工場は、松山市の臨海工業地帯（空港北側）にあり、2022年に創立70周年を迎えました。

  

• 常に新しいことにチャレンジ

  もともと実験が好きで、初めに興味を持ったのは中学の理科の授業でした。新居浜工業高等専門学校生物応用化学科で5年間、基本的な実験操作から分析機器・試薬の使い方など基礎をしっかりと身に付け、研究にも楽しく取り組んできました。私の所属する環境品質課では、授業で使用していたような分析機器や試薬を用いて作業を行っています。探求心とチャレンジ精神は、今も大切に持ち続けています。

  

• 飾らない社風と「Eコース」
  という働き方が魅力

  高専進学当時から、化学業界への就職を希望しており、化学メーカーを中心に企業研究を進めていました。その中で大阪ソーダの風通しの良い企業風土と、飾らない先輩たちの雰囲気 がいいなと感じました。また大阪ソーダには「G コース」と「E コース」の 2つの働き方があり、特定の事業所で専門家を目指すことができる「E コース」は、以前から地元へ貢献したい思いが強かった私にとってとても魅力的でした。 私達の暮らしの中にある様々な“モノ”には、必ずと言っていいほど化学製品が使用されています。私はそういった化学製品の出荷検査や、品質管理を行う部署に所属しています。具体的には、自動車用工業部品などに使用される特殊合成ゴムの物性評価や分析などを担当しています。

  

• 日常で感じる責任とやりがい

  ダップ樹脂やアクリルゴムといった特殊な合成樹脂や合成ゴムは”物性”で差別化されます。例えば、接着性、耐熱性、耐水性、耐油性、半導電特性などお客さまの要望に合った物性に仕上げています。独自の特性を生かすことで、電子部品や自動車部品などさまざまな分野で使用され、国内外で高い評価を得ています。車を運転しているとき、ふとその責任の重さを実感することがあります。それと同時に誇りをもって仕事に向き合う励みにもなっています。

  

• チームで働く達成感

  新製品の生産ラインを立ち上げる際は、ラボスケールの品質をスケールアップした設備で再現しなければなりません。この工程はとても重要で難しいものになります。入社2年目で、新製品の分析業務を担当した際には、研究や製造などの各部門と協力し、様々な分析結果を基に、製品の生産における手順書を作成しました。この貴重な経験を通して、チーム一丸となって挑戦することが仕事の醍醐味であると感じ、今後も各部門と密に関わりながら、大阪ソーダならではの新しいものづくりに携わっていきたいと考えています。

  

※感染対策に留意した上で、一部マスクを外して撮影しています。