• 三王ハウジング株式会社って?

  住宅から大規模公共建築物まで、木造建築物の骨組みや接合部を設計・加工します。CADでデザイン設計を行い、CNC加工機や全自動加工機、手加工を組み合わせて、多様な形状を正確に加工。柱、梁、羽柄部材、壁、床などの一貫した加工によって材料の無駄を省き、現場作業の安全性も向上させています。2021年５月には北倉庫を新設し、大型施設対応の全自動加工機などを導入しました。

  

• 憧れが現実に　就職後に専門学校へ

  昔から物づくりが好きで、テレビ番組で知った大工の仕事に憧れるようになりました。しかし、細かな作業に苦手意識を持っていたので「自分は大工に向いているのだろうか」と不安がありました。そんな中で出合ったのが、この会社です。就職後に専門学校で大工仕事を学べると知り、心が決まりました。１年間通わせてもらった千葉県の住友林業建築技術専門校では、全国から集まった同年代の仲間と一緒に基礎的な知識と技術を学び、実際の建築作業も経験。卒業時には二級建築大工技能士や第二種電気工事士などの資格も取得できました。

  

• 上司の指導を機に、
  「受け身」から脱却

  専門学校から会社に戻り、基礎ができるようになったつもりでしたが、いざ現場に出ると分からないことやできないことだらけ。ある時、現場で見て覚えようとする自分の姿勢に対し、上司から「見ているだけじゃダメだ。聞きながらでもいいから動くことが大切」という指導を受けて、少しずつ変わっていけたと思います。

  

• 自分の家を自分の手で建てました

  現場での作業は、住宅の骨組みや壁、床、備え付けの棚など、プレカットした部材の組み立てが中心で、手作業は電動ノコギリでのサイズ調整程度です。バランス感覚が大切な高所作業もあるので、高校時代にサッカー部で鍛えた体幹が役立っています。昨年には、両親と住む家の新築を決意し、自分が現場に立って新居を完成させました。両親も喜んでくれています。

  

• 本格的な和室を手掛けられる大工を目指して

  就職前は、できなかったらどうしようという不安もありましたが、今、この道に進んで「向いていないかどうかはやってみないとわからない」と実感しました。やりたいことを進路に選んでよかったと思っています。これからさらに技術を磨き、本格的な和室を手掛けられるような大工を目指します。

  

※感染対策に留意した上で、一部マスクを外して撮影しています。